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神田のさまざまな風景を、今昔を取り混ぜた写真でご紹介します。
■如水会館
一ツ橋2丁目
大正8年6月竣工。曾根中條建築事務所、中村順平設計。清水組施工。9月29日、渋沢栄一翁を招いて開館式が行なわれた。一ツ橋大学の同窓会「如水会」の命名は渋沢だ。洋風三階建で、部屋ごとに様式が変わるというこった造りだった。中庭に面してゆったりとしたベランダがあり、2階には広壮な大食堂が設けられていた。鉄筋コンクリート造。建坪二百八十余坪。地下室百七十余坪付属。関東大震災後の補修は佐藤功一が担当した。
一橋大学が創学の地=神田一ツ橋を去り校舎が国立へと移転した後、神田に残されたのが如水会館と一橋講堂だった。現在の建物は1982年竣工。日建設計、三菱地所。この旧館解体時に、エントランスにあったテラコッタ装飾が新館1階ロビーに保存されていて、今も往時をしのぶことができる。
文:中西隆紀
写真上:東北面外観 写真右:南面外観 写真下:二階大食堂 写真右下:現在の外観
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